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コロナ2年目でもう限界… 情熱が薄れ“推し疲れ”するファンたちの声

かつてはあんなに“推し”にハマっていたのに…(イメージ)

かつてはあんなに“推し”にハマっていたのに…(イメージ)

 コロナ禍も2年目に突入し、多くの人々に自粛疲れが見られる。そんな中、アイドルやキャラクターなどの“推し”を心ゆくまで応援する“推し活”にも異変が起こっているようだ。リアルでのイベントやライブが延期・中止され続け、それまで夢中だったものにモチベーションを保てなくなっている人たちも増えている。

 声優を中心に、アニメやゲームが好きだという30代のアパレル店員・Aさん(男性)は、「最初の頃は、またイベントに行ける日が来ることを願って、応援し続けていました。でも、もう疲れました……」と語る。コロナ以前は声優の写真集やCDを購入し、リアルイベントやライブに足繁く通うなどしていたが、次第に情熱が薄れていく。

「リアルイベントやライブがなくなり、有料でのオンライン配信が始まりました。最初のうちは熱心に視聴していましたが、だんだんと気持ちが薄れて……。今年に入ってとうとう、これまで月額3000円ほど使っていた、声優のネットやラジオ番組の月額課金も解約しました」(Aさん)

 Aさんが「疲れた」という背景には、働くことへのモチベーションの低下も影響しているようだ。

「これまでは、趣味にかけるお金のために働くといっても過言ではない生活でした。でも今、アパレルというコロナ禍では結構危うい業界にいて、自分の給料だって今後どうなるかヒヤヒヤする毎日。メンタル的に、趣味にお金をかけられるような状態ではありません。

 あと、正社員でいられるうちは頑張りますが、そもそも働くこと自体にモチベーションが上がらなくなった。お店を開けられること自体はありがたいのですが、結局18時までの営業だとお客も全然来ないし、先の見えない閉塞感でいっぱいです。アニメから元気をもらうといっても、それで収入が増えるわけではないし、生活がよくなるわけではない。もう働くのも最低限、趣味に使うお金も最低限でいいと思うようになりました」(Aさん)

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